平成25年2月の小笠原諸島における公証相談
平成25年2月8日から13日までの6日間の日程で、公証人2名が東京都小笠原村父島と母島に出張し、特定非営利活動法人司法過疎サポートネットワークの弁護士3名、司法書士2名及び税理士3名の方々とともに「第24回小笠原くらしの法律税金相談」を実施しました。
参加者は、父島班と母島班とに分かれ分担して相談を受け、父島における法律税金相談は、到着日の9日午後7時から午後9時までと翌10日午前9時から午後5時まで、「小笠原村地域福祉センター」において行いました。19件17人の相談があり、公証業務としては、事前に依頼を受けていた相談者2人の遺言公正証書2通を作成しました。
母島における法律税金相談も、父島と同じ日程で「小笠原村母島支所」において行い、10件8人の相談がありました。遺言の相談が、2件2人ありましたが、作成は次回に引き継ぐことになりました。
公証人の派遣は島民にとって非常にありがたいとの地元関係者のお話しもあり、また、人口489人(しかも、平均年齢は若く、子供の人口の方が多い。)の母島で8人の相談者が来訪したということ、相続人等が全国に散在している島民の方々もあって遺言公正証書作成の必要性は高いこと等々を考えると、公証人の小笠原村出張の意義は大いにあると思います。
八王子公証役場公証人 丸山 恭
武蔵野公証役場公証人 松本光一郎