平成31年2月の小笠原諸島における公証相談
私たち公証人2名は、平成31年2月8日(金)から13日(水)までの日程で、NPO司法過疎サポートネットワークの弁護士3名、司法書士2名、税理士3名とともに、第35回「小笠原くらしの法律税金相談会」に参加しました。
父島では、遺言公正証書1通を作成しましたが、小笠原島で唯一の士業者である土地家屋調査士の方の仲介で事前準備ができていたので、円滑に作成できました。
母島では、認証が1件ありましたが、役場の職員の方の仲介で嘱託人と事前にやり取りできていたので、これも問題なく認証できました。
新規のものとしては、遺言相談が父島で2件、母島で1件ありました。小笠原諸島では、相続人に帰島意思がない場合に、近所の方に遺贈を考える方もおられるようです。空き家問題も心配されますが、父島・母島とも町民の高齢化が進んでおり、相続を巡る問題が次第に深刻化している状況が窺えました。
麻布公証役場公証人 徳田 薫
八王子公証役場公証人 中島 行博